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INFOMATION

エンジニア対談Vol.2~CTO 栗原×RUNTEQ卒エンジニア 廣瀬~

2023-08-25

こんにちは。
先日掲載した記事はご覧いただけたでしょうか?スタテクをRUNTEQという側面から捉えた新しい見方の対談となっているので、まだの方はぜひご覧ください。

今回は前半から引き続き、RUNTEQ出身の若手エンジニアと、一緒に働くエンジニアの二人による対談をお送りします。エンジニアとしての価値観や、働き始めたときの話など、これからエンジニアになりたい方にはおすすめの内容です。お楽しみください。

-カリキュラムで意識していること、周りとの差

松井:RUNTEQでの学びという話をしていましたが、不満点などはなかったのでしょうか?

廣瀬実は特に不満点などはありませんでした。
講師と実際に話をして、改善点や良い点などの指摘を直接もらえる環境だったのはありがたかったですね。当時はカリキュラムが少なかったですが、現在はもっと増えていると思いますしカリキュラムの中で学べることも増えてるのではないでしょうか。

栗原:僕も特にこうであってほしいというのはないですね。欲を言えばキリがないのですが、実際のところ実務でこうであってほしいというレベルに達していると感じているので、カリキュラムとしては十分な点に達していると感じています。
ここからは、学んでほしいというよりは意識すれば現場に入ったときに少し差がつけられるという部分なのですが、サービスの実行環境を意識してみると良いと思います。つまりプロダクション周りですね。
開発環境と公開される本番環境では、それぞれの環境の状況に応じて必要となる設定値に差が出てきます。主にソフトウェアとしてのアプリケーションサーバ(Puma)などが当てはまります。実際のサービスは利用者数等の要因によって、コードとして意識すべき箇所が代わってくるので、リリース後の本番での想定動作を意識すると良いかもしれません。

未経験のエンジニアに現場でそこまで求めるということはあまりないかもしれませんが、実務という部分だとそういう視点で見てしまいますね。RUNTEQなら…という期待をしてしまっているのはあるかもしれません(笑)

廣瀬:RUNTEQはポートフォリオ、今だったらWebアプリですかね。卒業時にそういうものを制作しているので意識している受講生や卒業生も多いと思います。

松井実務とのギャップという部分がアドバイスで埋められるのもコミュニティの強みかもしれませんね。

-エンジニアとして伸びる人とは

松井:話は変わるのですが、エンジニアとして伸びる人というのはあるのでしょうか?

栗原:インプットの量が多い人、勉強を勉強と思ってやっていない人ですね。技術を出来る出来ないで語らない人が伸びると思います。
ものづくりへの興味や好奇心を、技術っていう観点だけではなくもう一段階上の「どうしてこういう機能が必要なのか」や「どういう人が使うのか」などの、自分のタスク内だけではない「開発」という大きな視点で見られる人ですね。
キャッチアップしようと思えば多くのことをキャッチアップできる時代なので、色々なことをインプットして色々なことに興味を持って、トライアンドエラーで挑んで、その結果をコミュニティや社内の勉強会などでアウトプットできる人が伸びるエンジニアになるのではないでしょうか。

松井:わかる気がします。自分も技術が好きで、自分で学んでいくのが楽しいですね。仕事で使うからというのはありますが、そもそもが純粋に楽しいと思ってやっている部分もあります。
自分で自分を褒めるというわけではないですが、技術を学んでいて楽しいと思える人…栗原さんも言っていたように「勉強を勉強と思っていない人」というのは当てはまるかもしれません。
多分エンジニアあるあるだと思うんですが、仕事とプライベートがグラデーションになってるんですよね、エンジニアリングなどのやりたい事があって、たまたまその延長線上に仕事やコミュニティでの活動、または趣味がある様なイメージで、ワーク・ライフ・バランスというよりはワークアズライフという感じですよね。

廣瀬:私も色々キャッチアップするときに勉強と思ってやっていないですね。時間があるとついやってしまうので、まるで取り憑かれているかのようです(笑)
好きでやっているという部分が大きいですが、RUNTEQ生もそこに当てはまるんじゃないかなと思います。見ていた感じ常に技術の話をしている人は伸びていた印象がありますね。

-RUNTEQのレベル、カルチャーギャップを防ぐために

松井:RUNTEQのそういう学びのカルチャーですが、そこに入ったから学んでいるという部分もあると思います。でも、そもそもRUNTEQ自体に入る人のレベルが高いイメージがありますね。

廣瀬:入る人のレベルで選別をしているということはないと思いますが、入る前にお互いにフィットするかというところをきちんとすり合わせをしている印象がありました。お互いに納得をして入ってもらっていたと思います。

松井:RUNTEQというよりは、Web系の企業にとって大事な部分ですね。カルチャーにフィットするかが重要視されるので、その入口であるRUNTEQでもカルチャーフィットが重要視されるのも納得かもしれません。ちなみに卒業してスタテクに入ったときにギャップというのはありましたか?

廣瀬:実はそこまでギャップを感じたことはありませんでした。オフライン時代だったのでRUNTEQ教室に講師や運営の方がいましたし、開発部の勉強会に顔を出したこともあったので雰囲気がわかっていたのも大きかったかもしれません。

松井:スタテク自体に、いろいろな人に見てもらうというオープンなカルチャーがあるのが理由かもしれませんね。他にギャップを感じた点など聞いたことはありますか?

廣瀬:強いて言えば使用するプログラミング言語などでしょうか。RUNTEQではRailsメインでやっていましたが、実務ではPHPやフロントエンドをやったりなどはありました。ですが、初めての技術に触れる場面でも、一定の自走力があれば何とかなると感じています。
実務で技術的には違うことをやる可能性はもちろんありますが、大枠のカルチャーや開発の進め方、仕事の進め方などにそこまでギャップはなかったです。
講師の人を上司に見立てて、プルリクエストの依頼をしたり、レビューをしてもらったりなど、実際の開発の模擬体験が出来るのもいい体験でした。

-RUNTEQに向いている人、これから

松井:卒業生から見て、RUNTEQはこういう人におすすめというのはありますか?

廣瀬友人や仲間と一緒にプログラミングを学びたい方におすすめです。運営がコミュニティ参加をサポートしているため、学びながら人との繋がりもできると思います。
実際の現場を想定して実践的に学びたい方にもおすすめできます。私自身、技術的な質問をするのが苦手だったのですが、RUNTEQで改善できました。オンラインでのコミュニケーションスキルも向上すると思うので、リモートワーク中心の環境にも適応しやすくなると感じています。
自分に足りない部分があれば克服できるのがRUNTEQのいいところだと思います。

松井:苦手な部分を克服できるというのは良いですね。リモートワークなどを活用している今どきの職場で必要な社会人力というのも学べるのかなと思いました。

栗原:エンジニアを仕事として目指すということは辛いこともあると思います。そうやって学んでいく中で「つまらないエンジニア」になりたくないという人はRUNTEQがおすすめなんじゃないかなと思います。
自分もただ淡々と何かをやるということは好きではないのですが、RUNTEQは技術という部分だけではなく、技術を使って何を作るかや何を実現できるかという部分まで教えてもらえるので、より視野の広いクリエイティブなエンジニア思考やプロダクト思考を身につけられると思いますね。

松井:エンジニアは作業レベルでこういうことをやってねという仕事ばかりではなないですもんね。働き方や仕事に対する考え方が合っていて、そのすり合わせが出来るエンジニアがRUNTEQを通して生まれてほしいと思います。
お二人はRUNTEQのこれからという部分で考えていることなどはありますか?

廣瀬スクールだけにとらわれなくなるんじゃないかなと考えています。RUNTEQの受講生に提供しているものを他の会社やお客さんなどにビジネス面で提供したりと、幅が広がっていくのではないでしょうか。
私個人としては、エンジニアとしてRUNTEQに再び関わることが出来たので恩返しができたらと思います。

松井:確かにスクールだけにとらわれず、得たノウハウをどんどん提供してくのはありですね。

栗原:今作っているプロダクトというのもあるので、全部お見せ出来るわけではなく後ほどのお楽しみという部分もあるのでなんとも言えないのですが…サービスを開始してから駆け足で伸びてきたものではあるので、もっと内部のユーザー体験をよくする改善も可能なのかなと思います。
他にも内部という話で言えば、RUNTEQの開発チームの開発者体験をもっと向上できたらと考えています。この積み重ねがユーザーの体験向上につながるからです。
内部をよくすることでユーザーへ提供できるものも良くなると思います。ここは課題でもあり、RUNTEQとしてさらに飛躍するための挑戦でもあるのではないでしょうか。

松井:確かにインフラだったり足回りを固めることで更に成長できますし、ユーザーにもいい体験を提供できそうですね。栗原さん、廣瀬さん、今日はありがとうございました。

栗原、廣瀬:ありがとうございました。

三人ともありがとうございました!エンジニアとしての素質や、伸びるための観点、RUNTEQのこれからなどさまざまなことを聞くことが出来、大変有意義な時間になったと思います。今後もエンジニアの様々なお話を聞いていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします!

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